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「せんびるフェスタ2021」ルポ

昨年11月27日(土)・28日(日)の2日間にわたり、船場センタービル(以下「せんびる」)で「せんびるフェスタ2021」が開催されました。
コロナ禍の影響で昨年も各地で様々なイベントが中止に追い込まれました。せんびるも同様に、水面下で企画・進行しては感染状況により、中止せざるを得なくなるという事を繰り返してきました。
満を持して開催された「せんびるフェスタ2021」は、3月に実施した大創業祭以来、実に8か月ぶりのイベントとなりました。今回はそのイベントの模様をレポートします。

(1)豊富なイベントと強烈なセール

まず、以下のイベントマップで「せんびるフェスタ2021」の全容を掴んでください。

東西約1㎞に渡る広い館内のほぼ全カ所で、地域物産展・パンマルシェ・子供縁日・寄席・JAZZライブ・ミニ四駆教室・ワークショップ・アイドルショーなど、2日間に渡り多種多様なイベントが実施されました。あまりに多く開催されたので、全て回り切るのはほぼ不可能だと思われるほどでした。

また、イベントと併せて各所でセールも行われました。
特筆すべきは、これまで小売りを実施しなかったアパレル卸売店で小売りセールを実施した点で、「B品セーター500円均一」のような卸売りならではの企画が盛況でした。その他にも、1箱50枚入りマスク100円や、雑貨店の全品半額セールなど、限定品のタイムセールなどとにかく強烈なセール企画が各所で見られました。

(2)27日特設ステージレポート

2日間の内、初日は特設ステージを設けて各種ゲストショーが行われました。

トップバッターは「和太鼓フェスティバル」。3団体によって勇壮な和太鼓パフォーマンスが行われました。
現地にいると、和太鼓の音圧が体の芯まで響き「聴覚」と「触覚」で音楽を体感する事ができ、人間は重低音に本能を揺さぶられる生き物だなと実感しました。

その後、アイドルのパフォーマンスを挟んでサンテレビ「熱血タイガース党」より福本豊さんと掛布雅之さんのトークショーが行われました。内容については詳述できませんが本音・裏話満載で大いに盛り上がりました。(掛布さんはゴルフによく行っているようで11月末とは思えないくらい日焼けしていました。)

(3)驚嘆のキッズダンスバトル

28日(日)には、3・4号館の連絡通路Semba Mural Park(以下、SMP)で「キッズダンスコロシアム」が行われました。SMPはコロナ禍の直前、2020年1月に完成した総勢24名のアーティストによる巨大壁画と映像コンテンツによる空間演出を交えた空間で、普段は買い物客の休憩スペースとして活用されています。

当日は、この空間でDJが流すHipHop・ダンスミュージックにあわせ、応募してくれたキッズダンサー36名が熾烈なダンスバトルを繰り広げました。
とにかく、参加した子供たちのダンスが驚異的で、ハイレベルなパフォーマンスに歓声が上がっていました。
参加した子供たちに「習い事・遊び」といった雰囲気は一切なく、敗退決定時には泣き出す子もいる、まさに真剣勝負の場でした。

(4)臥薪嘗胆、捲土重来、千載一遇、一撃必殺…

今回の「せんびるフェスタ2021」は緊急事態宣言下の中、急ピッチで準備を進めてきましたが、ひとえに「せんびる」関係者のひとかたならぬ熱意があって開催する事が出来ました。感染状況も一段落した今、「せんびる」のコロナに打ち勝つという思いが結実したイベントだったと思います。

イベント・セールいずれも今まで溜まりに溜まった「せんびる」のパワーが大爆発した2日間で大盛況に終わった「せんびるフェスタ2021」でした。