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コロナ禍で変化せざるを得ない、プロモーションイベントや各種の興行。今回はもはや日常になりつつもある「オンライン公演」について、弊社の経験からいくつかのポイントをまとめてみました。ご参考になれば幸いです。
Contents
コロナ禍では観客の前で表現する機会、そして観客としてそれをライブで楽しむ機会が少なくなりましたが、その一方でオンライン公演という手法が増えました。
今回は「ライブはナマがいちばん。オンラインなんて…」と考えていた筆者が、オンライン公演の配信業務に携わる中で知った「オンラインの良さ」を、ざっくりとしたプロセスとともにご紹介いたします。オンライン公演をお考えの企画担当者様ならびにアーティストの皆様のお力になれば幸いです。
現場では何はともあれまずは感染対策です。
アーティスト、企画担当、音響、照明、撮影、その他関係者などなど、とにかく会場に足を踏み入れたからにはどなた様も検温・マメな消毒・マスク着用が必須。ステージに立つ方も、リハーサルや本番中以外はマスク着用です。換気もしっかりしましょう。
オンラインでも、きちんと対策をしているかどうかは視聴者に伝わるものです。しつこくして損はありません。徹底的に実施しましょう。
オンライン公演のメリットのひとつは、無観客で実施する場合「ハコの規模を気にしなくて済む」というところ。配信時、視聴者数の上限はほぼ無いに等しく(利用サービスによる)、ある意味座席数は夢の「無制限」。もしもあなたがナンボでも集客できる人気アーティストであれば、ドームや大きなホールの収容人数以上の視聴者に見て頂くことも可能です。
これならば「ファンクラブに入っているのにチケットが取れなかった(会費返せ)」とファンをガッカリさせることもありません。演出を考慮しながら、会場を選びましょう。
さらに、オンライン公演を完全無観客で実施するか、またはソーシャルディスタンスを維持できる数だけ観客を入れるかを決めます。「公演でクラスター発生」のリスクを避けたければ無観客が無難です。あらゆることを天秤にかけ決めましょう。
続いての選択は、視聴チケットを有料にするか無料にするか。
有料にしてプレイガイドに販売を委託する、自力で売る、または無料公開する…。皆様の台所事情を踏まえて選びましょう。
なお有料にするならば少しでも多くの方に周知したいですよね。WEB、紙、人伝い、さまざまな方法であなたの公演を告知しましょう。
(なお当社ではご予算・ご要望に応じたプランニングをいたします。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。)
いよいよ実演です。目の前に観客がいてもいなくてもあなたの最大級のパフォーマンスを披露しましょう。
なお配信は完全にライブで配信する方法と、収録して後日配信する方法、さらに、収録での後日配信を「時間を指定してライブ配信する方法」や「一定期間自由に視聴できる方法」など、利用サービスにより様々な選択肢があります。
ちなみに弊社のおすすめはライブ配信です。なぜならライブ配信時は「チャット機能」が付随していることが多いから。
これは、開演前のドキドキ感や公演中の感想を、視聴者同士で共有できるので盛り上がりに一役買ううえ、配信側としてはその様子から観客の反応をリアルに実感できる優れものです。
ただし個人的な感想としてお伝えすると、反応がダイレクトであるがゆえ「何かあったらこの人たちに怒られる…」という緊張感と隣り合わせです。業務に緊張感が必要な方にはおすすめですが、ストレスを避けて生きていきたいというスタンスの方はよく考えて選択してください。
さて配信中。我々配信担当者にとっては、視聴者の通信環境が無事でありますように、そして最後まで楽しんで頂けますようにという祈りの時間です。
通信環境の悪いところで視聴していたものが途切れたとしても、それは視聴者の責任…かもしれませんが、大事な視聴者が最後までストレスなく楽しめるよう祈ってもバチは当たりません。祈りましょう。
無事に終わったことを喜びましょう。視聴者の反響が知りたければエゴサーチすべし。何か言われたら次回の公演に反映しましょう。人生はトライ&エラーです。
以上、オンライン公演に懐疑的な方、または興味が出たのでさらに詳しい話を聞きたいという方。ぜひ宣成社へお問い合わせください。お待ちしております。
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