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2022年3月16日~18日、東京ビッグサイトにて行われた「第4回資源循環EXPO」。
弊社の取引先が出展されることになり、展示ブースの設営や会期中のアレコレをお手伝いさせていただきました。
そこで今回は、コロナ禍における展示会の様子を書き連ねてまいります。
皆さま、廃プラスチック削減に関して何か取り組みをされていますか?
普段から取り組んでいる方も多くいらっしゃるかと思いますが、それを企業などもっと大きなレベルで取り組む際に、問題解決のためのマッチングの場を創出するのが「資源循環 EXPO」です。
リサイクル技術やバイオプラスチックなど、循環型社会の実現に必要不可欠な技術・サービスが一堂に出展する大型商談展で、ポイントとしては「海洋プラ・廃プラ対策の展示会」であることが挙げられ、プラスチックユーザー、メーカー、リサイクル事業者様の来場が多く見られます(公式サイトより抜粋)。
例えば現在、海洋プラスチックが問題になっており、海の生態系に悪い影響を与えていることはよく例として挙げられますよね。
私も海洋プラスチック問題については行政機関の広報物制作で関わったことが何度かありますが、業界や団体がどれほどの熱量を持ってこの問題に取り組んでいるのかを知る機会がありませんでした。
それ故、どれほど来場者があるのかをイメージできないまま当日を迎えることとなります。
さて、今回弊社へブースの設営や運営でお声がけくださった北浜化学様は、「小型熱分解装置 KASHIN(化神)」を取り扱う共同企業体です。
「小型熱分解装置 KASHIN(化神)」とは、廃プラを投入すると「熱分解」して、炭素・オイル・ガスに分解するという装置です。
↓詳細は、下記の紹介動画をご覧くださいませ↓
燃やすのではなく、圧をかけて「分解する」というのがポイント。
燃やさないのでCO2が排出されずに、さらに投入するマテリアルの種類により、生成されたオイルは追々活用することもできるのだそう。
とはいえ、文系の私は「熱分解・・・?」とピンとこない状態で「資源循環 EXPO」の幕が上がります。
今回の小間(ブース空間)は、6m×2.7mというスペース。
ただ「小型熱分解装置」のデモ機を運び入れたため、空間にあまり余裕がない仕上がりに…。
「小型」とは言え、そこは熱分解装置。なかなか迫力満点です。北浜化学様のご担当者自らが苦労して運び込んだデモ機。初めはパネルや模型での展示案もあったようですが、結果的にはこのデモ機の展示が良い結果を生み出します。
さて、今回の私のミッションはブース設営にかかる管理に加え、興味関心を示した方へのチラシ配り(勿論チラシは弊社にて制作)。
ドーンと積まれたチラシの包みを前に、学生時代以来のチラシ配布という行為。
「これ、全部捌けるのだろうか…」とやや不安になります。
ところがですよ!
オープンして早々に、多くの方が立ち止まり、興味関心を示されているではありませんか!
人だかりに興奮しつつも、密になってしまうことに気づきます。
コレはイカン。
何せコロナ禍、人との距離をある程度保たなければいけません。
なるべく来場者同士が近づかないよう案内しながらポジショニングを適宜調整します。
しかし、それでも多くの方が足を止めてくださり、思いもよらない忙しさを経験することになります。
それにしてもこんなにも皆さん関心をお持ちなのか、と大層驚きました。
やはり、現物がドドーンと鎮座している様子は目を惹くようです。
また多くの人が立ち止まっているのを見ると、何だか気になるという心理が働くのかもしれません。
来場された皆さんにヒアリングしてみると、
・業務で廃プラが出るため、どうにかしないと思っている。
・取引先から廃プラを適切に処理するよう要請されている。
・今後の勉強のため。
・装置に対しての興味、関心。
など、来場理由は実にさまざま。
ただ「このままだといけない」「何か対策を講じないといけない」という状況下にある企業が多いと感じました。
2日目になるとこの環境にも慣れ始め、ご近所ブースの様子が目に入るようになります。
ビジュアル重視、展示物重視、コンテンツ重視など、それぞれの個性があるものです。
ちなみにブースにいらした方に「展示会の期間が3日間の場合、自分は1日目に自宅から直行か、3日目に直帰予定で来場することが多い。同じことを考える人が多ければ2日目は比較的来場者が少ないよ」という素敵な情報を教えていただいたのですが、2日目は確かに人出がやや落ち着いておりました。
ナ〜イス、アドバイス!
最終日、やはり何だか人が多い様子。
当ブースへ興味を示し立ち止まってくださる方も多く、初日を思い出します。
忘れていましたが展示会は「立ち仕事」。普段の仕事も座りっぱなしではないものの、気力に反して足は疲れを主張してきます。
久しぶりのリアル展示会にこれから出展される方々、くれぐれもお気をつけください。
そして閉幕後、早々に解体のプロ集団が各ブースにやってきます。
なんせ出展社数が多いため、手際よくどんどん解体していきますが、この解体した資源はどうなるのかとふと思いました。
北浜化学様は「使用したパネルを再利用したい」と持ち帰られていましたが、オリジナルで製作したブースの再利用は難しそう。
とはいえ、資源循環EXPOだけに、そこも上手に循環されないのか?
なんとなく気になったまま、3日間の幕が降りていきました…。
3月の開催当時、東京では「まん延防止等重点措置」の状況下ではありましたが、会場の「ちょっとした立ち話」ができる空気感は、やはりリアルの場ならでは。
ここから広がりを期待できる展開もあり、リアル展示会の持つ力をあらためて実感しました。
これからはオンラインとリアルを上手に使い分けつつ、多くの方とコミュニケーションを持つ場を創出できるよう取り組んでいきたいと思います。
… 足、パンパンやで。(おしまい)
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